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Cloud 移行ガイド
Cloud 移行ガイドへようこそ!
移行ジャーニーをわかりやすいフェーズに分割して、すべてのステップで必要となるツール、リソース、サポートをハイライトすることで、お客様が自信を持って移行が進められるようにサポートします。
さらに詳細なハンズオン アドバイスをご希望の場合
このガイドに加えて、無料の移行デモでは、各フェーズのアドバイス、ヒント、ベスト・プラクティスを、デモ全体を通して移行サポート・チームによるライブ・チャット Q&A と併せて提供します。AtlassAU_2311_P0762
概要
Cloud への移行は、アトラシアン、ソリューション パートナー、Marketplace パートナー、そして最も重要なお客様の間で実現するチーム プレーです。Atlassian Migration Program では、このガイドから始めて、お客様が正しい道に進んで移行が成功していることを確認するための、無料のツール、リソース、サポートを提供しています。
チームに会う
移行全体をサポートするために、いくつかの異なるサポート・チャンネルを用意しています。必要なサポートのレベルは、移行ジャーニーにおける段階と移行の複雑さによって異なります。移行を検討しているユーザー数やアプリなどの要因によって影響を受ける可能性があります(詳細は後述)。
- アトラシアン・コミュニティ:アトラシアン・ユーザーが移行や製品に関する質問をしたり、回答やサポートを見つけたり、お互いにつながったりするスペースです。
- アドボケート:価格、機能、クラウドとオンプレミスの違いなどに関するトピックについて話し合える、クラウド・スペシャリストです。
- クラウド移行マネージャーと移行サポート・エンジニア:技術的な問題を解決して、場合によっては追加の移行ガイダンスをご提供できる非常に優れたエキスパートです。
- ソリューション・パートナー:エンドツーエンドの移行をサポートしたり、特定の移行タスクを実行したりできる、信頼できるサードパーティ・パートナーのネットワークです。
- Marketplace パートナー:アトラシアンと提携してクラウドとクラウド・セキュリティに投資し、可能な限り最適なエクスペリエンスを提供するアプリ・ベンダーです。
サポート範囲と利用方法、ソリューション・パートナーを検討するタイミングに関する詳細をご確認ください。
無料の移行ツール
アトラシアンはいくつかの移行ツールを構築し、クラウドへの移行をサポートします。移行の一環として、各移行ツールの概要や使用方法をご覧ください。
クラウド移行トライアル
クラウドへの移行を検討しているオンプレミスのお客様向けに、無料のクラウド移行トライアルをご提供しています。このトライアルは、Server 保守または Data Center サブスクリプションの期間中(最長 12 か月)継続し、現在のオンプレミス・ユーザー階層(最大 20,000 ユーザー)に一致します。
トライアルでは、次のことを実行できます。
- Standard クラウドの機能と Premium Cloud の機能を探索して、Cloud の違いを評価する
- 概念実証を構築して、Cloud の使い心地を確認してから関係者とデモする
- 移行の計画と実施の一環として、移行をテストし、ユーザー受け入れトレーニングを実施する
移行完了後に新しい本番サイトとして維持する予定の URL で登録することを強くお勧めします。
Cloud Migration Assistants
製品の移行をサポートするために、当社は Jira、Confluence、Bitbucket に Cloud Migration Assistant を構築しました。これらの無料アプリは、Marketplace から入手するか、インスタンスのバージョンによっては、オンプレミス・インスタンスにすでにインストールされている場合もあります。Assistant は、アプリの評価と監査、移行するユーザー、プロジェクト、スペースの決定をサポートし、テスト移行に関するインサイトをご提供します。
- Jira Cloud Migration Assistant: Jira、Jira Service Management、Jira Core では、Jira Cloud Migration Assistant を利用してデータを移行できます。Jira Cloud Migration Assistant で移行されるデータの詳細についてご確認ください。
- Confluence Cloud Migration Assistant:Confluence をご利用の場合、Confluence Cloud Migration Assistant によってスペース、ユーザー、グループを簡単にクラウドに移行できます。Confluence Cloud Migration Assistant で移行されるデータの詳細についてご確認ください。
- Bitbucket Cloud Migration Assistant:Bitbucket のユーザーは、Bitbucket Cloud Migration Assistant を利用して、コード、ユーザー、プル・リクエストを移行できます。
Bitbucket Cloud Migration Assistant で移行されるデータの詳細についてご確認ください。
コスト比較ツール
クラウドへの移行に伴うコストをより詳細に理解していただくために、コストの全体像や価格の見積もりを提供する価格設定ツールを構築しました。
- クラウド価格シミュレーターは、クラウド内の製品や Marketplace アプリのパーソナライズされたコスト見積もりを提供します。追加製品またはアプリを追加したり、クラウド・プランまたはユーザー数を変更したりして、コストがどのように変化するかも確認できます。
- クラウド・コスト削減シミュレーターを利用して、オンプレミスと比較してクラウドの総所有コストを見積もり、実際のコストの全体像を把握できます。
テクニカル ドキュメント
このガイドには、移行サポート・ドキュメントへのリンクが掲載されています。これらのドキュメントには、移行ジャーニーのさまざまなステップや側面に関する技術的および戦術的な情報が記載されています。このドキュメントで、質問の答えを事前に見つけられるため、確認しておくことが重要です。
当社は移行ツールとリソースの追加と改善を引き続き行っており、クラウドへの迅速な移行をサポートします。移行ロードマップをご覧になり、当社が取り組んでいることをご確認ください。または、アトラシアン・コミュニティをチェックして、移行する他のユーザーの会話をご覧ください。
移行用の Confluence コラボレーション・スペース
Confluence をご利用の場合(そうでない場合は、ご利用をお勧めします)、移行用の Confluence コラボレーション・スペースは、アトラシアンの推奨事項やベスト・プラクティスの全体像を提供する包括的なリソースであり、Jira、Confluence、Bitbucket の各製品の Cloud への移行を成功に導きます。このスペースのコンテンツは、クラウド移行ライフサイクルのさまざまなフェーズに整理されており、役に立つドキュメント、有益な動画、チェックリスト、ツールキットを提供しています。
小規模なチームにこのリソースを活用していただくことをお勧めします。Confluence スペースはあなた自身のスペースです。編集し、移行を計画して追跡できるようにご利用ください。大規模なチームは、クラウド移行マネージャーに相談して、他の移行計画リソースについてご確認ください。
移行の要件
Cloud へのジャーニーを始める前に、移行要件の基本的な理解を得るために検討するべきいくつかの質問があります。
- 移行の目的は何ですか? また、長期的に達成したい目標は何ですか?
- タイムラインはどうなっていますか?後からではなく、すぐに移行できるデータはありますか?
- 予算はいくらですか?
- あなたとあなたのチームはどれぐらいの時間を移行に割けますか? 誰が関わりますか?
- 移行したい製品はどれですか? 企業の規模はどれぐらいですか?
- セキュリティ、法務、コンプライアンス、プライバシーについて、どのような要件がありますか?
- チームの Marketplace アプリについて、どのような要件がありますか?
移行を管理しやすい単位に分割できるように、実行するステップをフェーズ別に分類しました。各フェーズで、必要な情報を収集し、必要なステップを実行して次のフェーズに進みます。
まず、チームの現在の状況とクラウドのニーズを評価しましょう。
評価フェーズ
評価は移行ジャーニーの最初のステップです。このフェーズでは、現在のアトラシアン環境やクラウドの選択肢を評価します。このフェーズで実行する作業によって、円滑に移行し、今後クラウドで成功を収められるようになります。
オンプレミスとクラウドの比較
オンプレミスまたはクラウドのデプロイを決定する際に、考慮すべき重要な違いがいくつかあります。クラウドでは、アトラシアンが運用に対してより多くの責任を負うため、コスト配分と管理エクスペリエンスに影響します。オンプレミスとクラウドの相違点や、チームでそれらを評価する方法の詳細について、引き続きご確認ください。
コスト配分
クラウドを購入すると、製品を自己管理する上での隠れた保守コストが削減され、アトラシアンがソフトウェアを管理する責任を負うことでメリットを得られます。クラウドでは、チームの IT オーバーヘッド、保守、ハードウェア・コストなどが削減され、長期的なコストは安くなります。クラウドではこれらのコストは一切不要であるため、コストはサブスクリプション料と管理のみに削減されます。
総所有コストを理解する方法や、オンプレミス製品をクラウドに移行するためのパーソナライズされたコスト見積もりを取得する方法など、Cloud でのコストを見積もる方法の詳細についてご確認ください。
デプロイメントと管理
保守、アップグレード、ホストなどに時間と労力が必要なオンプレミス製品とは異なり、アトラシアンのクラウド製品は、当社がホスト、セットアップ、セキュリティ維持、更新を行うため、チームを管理の負担から解放できます。常に最新の機能、改善、セキュリティ更新にアクセスできて、手動のバージョン アップグレードは不要です。移行の詳細については「Atlassian Cloud 管理者になる」ガイドをダウンロードしてご確認ください。
万全に準備するには、MAGIC 5 を忘れずに
現在のランドスケープを評価するのは困難なように思えるかもしれません(当社が保持する Confluence ページの数について説明するとキリがないため触れませんが)。数多くのチームのクラウド移行をサポートした結果、当社は詳しく調べる必要のある重要な分野に気づきました。スムーズな移行のためには、準備を整える必要があります。これらのトピックを覚えられるように、記憶する方法「MAGIC」を利用します。MAGIC は、Server または Data Center のインスタンスを評価するステップを説明し、潜在的な摩擦点を特定して軽減し、より迅速にクラウドに移行できるようにします。
ユーザー数が多い(1,000 人を超える)移行の場合、アトラシアンはこのプロセスを実施して、お客様が成功するための準備を整えられるようにします。
MAGIC とは以下を意味します。
- 移行戦略
- アプリ、統合、カスタマイズ
- 成長(Growth)とスケーラビリティ
- ID 管理
- コンプライアンスとセキュリティ
移行戦略
移行を成功させるための準備を整えて、全体的な移行戦略を策定するには、まず基本的な質問に答えて、現在のアトラシアンのフットプリント、クラウドでの最終的な理想形、その理想型に到達する方法を理解する必要があります。
現在のランドスケープを評価する
現在の技術スタックの監査時には、次の質問に答える際に、保持している製品や統合を書き留めます。
- アトラシアン製品はすべてオンプレミス型ですか、またはすでにクラウド製品をご利用ですか?
- 各製品を使用している従業員は何人ですか? また、その目的は何ですか?
- その使用頻度はどれぐらいですか?
- 各製品のインスタンスの数はどのくらいですか?以前は気付いていなかったインスタンスはありますか?
- アトラシアン製品のカスタマイズをビルドしましたか?あなたまたはあなたのチームがインスタンスのワークフローとカスタム フィールドを保守する頻度はどれぐらいですか?
現在の環境を理解すると、今後の計画をより適切に定義できます。
クラウドでの最終的な理想形を展開する
移行開始前に、クラウド製品によって得たいものも検討し、次のような重要な質問に答える必要があります。
-
移行後にアトラシアン・ツールでサポートする必要のある、新しい、またはより良い働き方はありますか?
-
クラウドに移行して、ワークフローをクリーンアップ、または標準化する必要はありますか?
-
クラウドでのフットプリントをオンプレミス製品の場合と同様にする必要がありますか、またはフットプリントやテナント・マップに変更を加えますか?(インスタンスの統合またはフェデレーションを行うと、プロセスが複雑になる可能性のあることにご注意ください。クラウドにおけるシングルインスタンス・モデルとマルチインスタンス・モデルのユース・ケースに関する詳細をご確認ください。)
-
一般的に、クラウドに移行して、組織や組織の目標をアトラシアン製品がより適切にサポートできる方法はありますか?
現在のランドスケープや、クラウドへの移行時に行う変更や最適化の計画をサポートするために、当社が Miro を利用して構築した、このブループリント作成演習を試してみましょう。
クラウド・プランと価格
移行戦略の一環として、クラウドで利用するプランを決定する必要もあります。クラウド・プランでは、ユーザーあたりの月額または年間サブスクリプションをご提供しています。月間サブスクリプションは、製品のライセンス・ユーザーの厳密な数に基づいて毎月請求されます。年間サブスクリプションは、該当するユーザー階層に基づいて請求されて割引が適用されます。
また、アトラシアンは、あらゆるタイプのチームのニーズに対応するために幅広い価格プランを提供しています。製品ごとの各価格プランに含まれる機能の詳細については、以下の価格ページをご参照ください。
あらゆるタイプのチームをサポートするため、コミュニティとアカデミックの各サブスクリプション、オープンソース・サブスクリプション、政府機関にも割引を提供しています。
1,001 人以上のユーザーを移行するお客様は、デュアル ライセンスなどの追加価格インセンティブの対象となる場合があります。
必要なプランが分からない場合は、無料 Cloud 移行トライアルを申請して、無料かつコミットフリーで Standard 機能と Premium 機能をお試しください。
移行ツールとチーム
最後に、データを A から B に移行する方法を検討し始める必要もあります。まず、移行ツールとチームを理解することから始めます。このガイドの冒頭でご説明しているアトラシアンのクラウド移行ツールをご利用いただくようお勧めします。クラウドへの移行を評価する際には、これらのツールによって実行できることや、ツールの仕組みを必ず理解するようにします。
さらに、これらのツールは、評価フェーズで移行時に関与してもらう必要がある関係者を検討し始めるときに役立ちます。
アプリ、統合、カスタマイズ
前のステップと同様、自分でインストールまたはビルドした現在のアプリ(プラグインとも呼ばれます)を確認してください。当社のアプリ評価サポート・ハブを活用して、クラウドで必要となるアプリを判断し、次の質問を検討して評価を進めます。
- 各アプリはどのように使用されていますか? それらはすべて、意図した目的に使用されていますか?
- 何人がそのアプリを活用していますか?
- 目的が同じアプリが複数ありませんか?
- 同じアプリ機能がクラウド製品でネイティブに利用可能ですか?
- Server/Data Center 版とクラウド版のコストの違いは?
- 失効済みのアプリ ライセンスはありますか?
アプリの評価時に重視するべき主な要素は、チームが必要とするアプリが存在し、クラウドへ移行できるとしても、アプリをクラウドに置くビジネス上の合理性があるかということです。
クラウド移行アシスタントでアプリを評価する
Jira、Confluence、Bitbucket のクラウド移行アシスタントをダウンロードして、アプリの評価に移動してください。アプリ評価機能は、現在、インスタンスにインストールされているすべてのアプリ、クラウド内にそのアプリのバージョンがあるかどうか、同じ機能を提供しているかどうか、移行パスが存在するかどうかを示します。また、App Usage for Jira アプリケーションを使って、組織で各アプリが使用されている頻度を調べることをお勧めします。
アプリ評価に Cloud Migration Assistant を使用する方法に関するステップバイステップの手順を使用するか、クイック ビデオ チュートリアルをご視聴ください。
クラウド移行アシスタントをダウンロードできない場合、アプリ評価のマニュアル・ガイドをご覧ください。
クラウド アプリの可用性と移行可能性
現在のアプリとその用途のリストがあれば、この機会にコンテンツを整理しましょう。アプリを移行するには評価と移行に大きな労力がかかるため、どのアプリを優先的に移行するかを検討する必要があります。移行が完了してから、随時、アプリを再追加したり、新しいクラウド専用アプリを検討したりできます。内部チームと話し合って、日々の業務に不可欠なアプリ、クラウドで必要なアプリ、重要ではなくなったアプリ、またはまだ使用中のアプリを把握しましょう。場合によっては、Server または Data Center で使用しているアプリがクラウドのネイティブ機能として提供されていることもあります。
不可欠なアプリについては、Cloud で同等のアプリが利用可能であることをご確認ください。これは、Cloud Migration Assistants を介して実施できます。また、Atlassian Marketplace でも検索できます。
同等のアプリが利用できない場合、ベンダーに直接問い合わせてそのようなアプリがあるか、または Marketplace で類似した代替アプリがあるかどうかを確認してください。または、そのアプリが本当に必要かどうかを再評価してください。アプリは、Server または Data Center 上と Cloud 上では動作が異なる場合がある点に注意してください。ベンダーに直接問い合わせて、クラウド・アプリに同等の機能があるかどうかを確認することお勧めします。
Server または Data Center アプリでクラウドへの移行パスが利用可能かどうかを確認するには、アプリ移行パスのドキュメントで、移行対象のアプリと手順のリストをご覧ください。
アトラシアンの製品と同様に、クラウド版アプリの機能は Server または Data Center 版とは異なる場合があります。すべてのクラウド・アプリには無料の 30 日トライアルがあるため、チームのニーズに対応しているかをクラウドで確認できます。無料クラウド移行トライアルを有効化して、選択したクラウド・アプリをインストールしてお試しください。
アプリのセキュリティ
オンプレミス・ライセンスに使用しているアプリとは異なり、クラウド・アプリはファイアウォールを越えてインストールできません。ほとんどのクラウド・アプリは開発元の Marketplace または SaaS パートナーによってホストされます。アプリのセキュリティにはベンダーが責任を負います。サードパーティのアプリには次のことが義務付けられています。
- Atlassian Marketplace のセキュリティ要件に準拠している
- アトラシアンの Ecoscanner プラットフォームがアプリを毎日スキャンして主要なセキュリティ要件を確認することに同意する
- アトラシアンのセキュリティバグ修正ポリシーを遵守し、セキュリティ問題にタイムリーに対応する
- プライバシー・ポリシーを提供する
- GDPR(一般データ保護規則)およびデータとプライバシーに関する地域の規制を遵守する
一部のアプリ パートナーは、アプリがセキュリティ研究者によってテストされるアトラシアンのパブリック バグ報奨金プログラムに参加しています。該当するアプリには「クラウド セキュリティ参加」バッジが表示されます。
また、「Cloud Fortified」バッジを探して、アプリがバグ報奨金プログラムに参加しているかどうか、「プライバシーとセキュリティ」タブを完備しているかどうか、サポートと信頼性のより高い基準を満たしているかどうかを見分けることもできます。Trust Center のオプトイン・プログラムの詳細をお読みください。
特定のアプリのプライバシーとセキュリティ・プラクティスについて詳しくは、アプリ・リストの「プライバシーとセキュリティ」タブを参照するか、アプリのプライバシー・ポリシーを確認してください。
クラウド製品の拡張性とカスタマイズをサポートするために、アトラシアンがホストするアプリ開発プラットフォームである Forge を使用して、Marketplace パートナーとお客様はセキュリティ機能が組み込まれたアプリを構築できます。
成長(Growth)とスケーラビリティ
移行を開始する前に、ユーザー数とデータ・サイズを評価して、移行自体が成功し、インスタンスがクラウドで高いパフォーマンスを発揮することを確認することが重要です。
次のことを確認します。
- クラウドへの移行を予定しているユーザーは何名いますか?現在のユーザー制限については、次のページを参照してください。
- クラウドでいくつのサイトを使用する予定ですか?(注意:最大は 150 サイトです)
- クラウドのパフォーマンスを向上させるために移行せずに残してもよい未使用データはありますか?
私たちは、移行速度とクラウドのパフォーマンスを向上させるために、移行前に古いデータや未使用のデータを整理することをお客様にお勧めしています。
さらに、この情報は、移行戦略にも影響を及ぼして、理想的なフットプリントや実際のクラウド移行方法を決める要因となります。
ID およびユーザー管理
クラウドでユーザーを管理しやすくするために、組織を作成してドメインを認証することをお勧めします。これら 2 つの作業を完了すると、複数のクラウド・サイトとアトラシアンのクラウド製品の全ユーザーを一元管理できるようになります。また、これによって、管理者は要求されたユーザー・アカウントにセキュリティ・ポリシーを実装できるようになるため、より高度な制御が可能になります。
エンタープライズグレードのセキュリティと集中型管理を追加で提供するために、私たちは、単一サブスクリプションでアトラシアンのクラウド製品全体に機能する Atlassian Guard を開発しました。以下に、Atlassian Guard がお客様の組織に適しているかどうかを評価する際の考慮事項の一例を示します。
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クラウド・アプリケーションのアクセス管理に関するセキュリティ要件がありますか?
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アクセスと認証の合理化のために SAML シングルサインオン(SSO)が必要ですか?
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内部ディレクトリに接続された自動ユーザー ライフサイクル管理が必要ですか?
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コンプライアンス要件に対応するために、一元的な可視性と監査ログが必要ですか?
Guard によって、ユーザー プロビジョニング、SAML SSO、Active Directory 同期、2FA (2 要素認証) の必須化、API トークン管理などの機能による拡張可能なガバナンスが可能になります。できるだけ早く Guard を評価して、アトラシアンのクラウド ランドスケープとセキュリティ要件についての理解を深めることをお勧めします。以前の Active Directory 環境を引き続き使用する場合は、クラウド製品と接続するためのクラウド ID プロバイダーも必要です。
コンプライアンスとセキュリティ
アトラシアンは、データ・セキュリティ、プライバシー、コンプライアンスを非常に重視しています。クラウドに移行すると、トップ・レベルのデータ保護を利用できるようになり、より効果的にイノベーションに集中できます。その道のりの第一歩は、あなたの要件を理解することです。セキュリティ、法律、その他のコンプライアンス関連の関係者をプロセスの早い段階で関与させ、アトラシアンがクラウドでデータを保護する方法を理解してもらうことをお勧めします。
クラウド移行では、アトラシアンとあなたのチームの責任分担が変わります。クラウドにおける共同責任モデルと、変化し続ける規制やデータ・セキュリティ環境の中でアトラシアンがどのようにサポートを提供できるかについて詳しくは、Atlassian Trust Center をご覧ください。
移行の複雑さを理解する
MAGIC 5 プロセス全体を通じて、現在のランドスケープ情報を収集します。これにより、移行がどれほど単純または複雑かがわかります。
たとえば、以下のような場合には、移行が複雑になる可能性があります。
- データの量やユーザーの数が多い
- 多くの製品とアプリがある(10 以上)
- 大量のカスタマイズが必要である(100 を超えるカスタム・フィールド)
複雑さのレベルは、タイムライン、選択する移行戦略、必要なサポートのレベルに影響を与える可能性があります。アトラシアンは、1,000 人以上のユーザーを抱えるチームに直接サポートを提供しています。しかし、より複雑な移行を予定している場合は、規模に関係なくソリューション・パートナーに相談することをお勧めします。
すでに移行が複雑であることに気づいても、ご安心ください。アトラシアンでは、対応策を用意しています。ソリューション・パートナーとエンタープライズ・ソリューションを見つけて極めて複雑な移行に対応する方法についてご確認ください。
前述のとおり、現在のランドスケープとクラウドのニーズを評価することは、移行を成功させるための重要な第一歩です。このフェーズには十分な時間をかけて、移行の複雑さをよく理解しましょう。
現状をよく理解できたら、移行の計画に進みます。
計画フェーズ
時間をかけて Cloud を調査し、オンプレミス環境を評価したら、計画を立てましょう。計画段階では、全員が関与し、情報を得て、注力できるように、適切な移行計画を立てる方法について説明します。
チームを組む
前述のように移行はチーム・プレーなので、組織の移行をサポートするドリーム・チームを構築しましょう。アトラシアンにサポートを依頼できることを忘れないでください。
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プロジェクト・マネージャー:ビジネス・ケースを作成して提示し、移行を管理し、ステータスと個別のタスクを追跡して、主要な連絡先になります。
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システム管理者:以前のインスタンスの構成と権限を知っていて、移行に必要なすべての権限を持っています。また、移行の実行も担当する場合があります。クラウドの経験がない場合は、ソリューション・パートナーと連携して実際の移行を実行することもお勧めします。
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エグゼクティブ・スポンサー:予算の承認を行い、ビジネス・ケースを承認します(組織のアトラシアン・チャンピオンを兼ねることもあります)。
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技術チームとテスター:テストと本番移行を行います。移行の前に、一連のテストを実行して、重要なタスクが実行可能であることを確認します。テスターは、さまざまな方法でシステムを使用する幅広いチームから募り、最も重要なタスクをテストします。
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セキュリティ、法律、コンプライアンス:セキュリティ、法律、コンプライアンスに関する重要な情報を移行チームの他のメンバーに提供します。セキュリティと法務部門の担当者が早い段階からプロジェクトに関わって、移行計画がすべてのセキュリティ標準とコンプライアンス標準を満たしていることを確認します(また、これらの要件が後にプロセスにおけるブロッカーにならないようにします)。
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製品チャンピオン:クラウドを提唱し、チームの働き方を変える手助けをします。つまり、チームはトレーニング、トラブルシューティング、そしておそらく新しい働き方の開発さえも必要とします。これは、連絡担当者が担当するか、グループで行います。
どんなチームでも、移行中の運用についてガイドラインを設定して、明確かつ一貫した連絡手段を確保することが重要です。以下に、チームをスムーズに運営するためのヒントを示します。
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早めに役割と責任を明確にして、全員が何をすべきかがわかるようにしましょう。
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常に連絡を取り合いましょう。専用のチャンネルを設定して、全員に最新情報を伝えましょう。
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早い段階で計画を立て、できる限り早くチームを編成しましょう。
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適宜、ソリューション・パートナーを活用しましょう。これまで、ユーザー数が 1,000 を超える移行の 60%、ユーザー数が 5,000 を超える移行の 100% で、ソリューション・パートナーが使用されました。ソリューション・パートナーの関与について詳細をご確認ください。
移行方法
移行方法によって、クラウドに移行するためのデータの準備方法が決まります。ほとんどのチームには、移行の複雑さとタイムラインを軽減し、組織がクラウドの利点をより早く活用できるようになるため、リフト・アンド・シフト方式を推奨しています。
お勧めの手法は、ユーザー数に基づいています。
ユーザー数 1 万人未満 | ユーザー数 1 万人超 |
リフト・アンド・シフト方式をお勧めします。 | 組織のニーズに最適なその他の移行方法について、できるだけ早く当社またはクラウド専門のソリューション・パートナーにご相談ください。 |
当社が推奨する内容はユーザー数に基づいていますが、方法を選択する際に考慮すべき他の要素もあることを理解しています。ユーザー、アプリ、カスタマイズ、ビジネス要件、インスタンス、許容できるダウンタイム期間によって、リフト アンド シフトの移行が不可能になることがあります。この方法で移行できない場合は、当社またはクラウド専門のパートナーにお問い合わせいただき、別の方法を検討してください。
1,000 人以上のユーザーを抱えるチームはすべて、クラウド専門のソリューション パートナーに相談して移行のサポートを依頼することを強くお勧めします。
5,000 人以上のユーザーを抱えるチームはすべて、アトラシアンがデータを評価して、移行計画と移行方法についてサポートできます。詳細については、当社にお問い合わせください。
リフト アンド シフト
リフト・アンド・シフト移行は、1 つのダウンタイム・ウィンドウ内でインスタンスを移行することに重点を置いています。これを実現するには、ダウンタイム・ウィンドウを効率的かつスムーズにするために、事前に適切な計画とデータ準備が必要です。リフト・アンド・シフト移行には、移行をスムーズにするためのいくつかの重要なアクションが含まれています。次にそのいくつかを挙げます。
- データを確認し、クリーン・アップする
- 移行するアプリ、プロジェクト、スペースを選択する
- ユーザーと添付ファイルを事前に移行する
- テスト移行とユーザー受け入れテストを実行する
移行タイムラインはデータ サイズや複雑さによって異なりますが、移行の計画と実行には次の推定期間がかかると予想できます。
0 から 5,000 人のユーザー | 5,000 から 1 万人のユーザー | 10,000+ ユーザー |
4 か月 | 6 か月間 | 6 か月以上 |
タイムラインの見積もりは、データ サイズや複雑さ以外にも複数の要因が関係します。リーダーシップの支持や十分な人員の確保 (自社またはパートナー) などの要因が、タイムラインを早めたり遅らせたりします。評価フェーズに質の良い時間を費やすことで、移行をより深く理解し、より適切なタイムラインを見積もることができます。
使用する方法にかかわらず、1,000 人を超えるユーザーを移行する場合は、移行予定日の 3 か月前までに当社にお問い合わせください。
移行計画を立てるにはチーム全体での取り組みが必要です。評価の結果と上記の戦術的なステップを考慮する必要があります。リフト・アンド・シフト移行計画を立てる際のその他の考慮事項をいくつか挙げます。
- データをデスケーリングする(推奨)
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オンプレミス・インスタンスのすべてのデータを移行する必要があるわけではありません。移行前にデータをクリーン・アップすることで、移行のダウンタイムを短縮し、移行後の作業を減らすことができます。
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移行アシスタントは、移行するデータの選択に役立ちます。
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クラウドの採用(推奨)
クラウド移行の成否は、実装したツールをチームが積極的に使用して、よりスマートかつ迅速に作業できるかどうかにかかっています。そのため、移行の早い段階で組織変更管理の計画を立てることをお勧めします。これを支援するために、アトラシアンではクラウド導入ツールキットを作成しました。これは、変化の人的側面をナビゲートし、クラウドへの投資から価値を実現するのに役立つ、実践的なガイダンス、テンプレート、新人研修資料を提供するリソースのコレクションです。
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ユーザー管理設定
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ユーザー認証方法としてオンプレミス LDAP または Active Directory を使用している場合は、Atlassian Guard を使用する必要があります。Atlassian Access は、ID プロバイダーとアトラシアンのクラウド製品間の架け橋として機能します。Guard とクラウドへの移行のドキュメントをご覧ください。
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各製品のユーザー、グループ、権限の移行方法をご確認ください。
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クラウド ブループリント
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一般的にはインスタンスが少なければ少ないほど、移行は簡単になります。複数のインスタンスを使用している場合は、移行前にインスタンスのフェデレーションまたは統合を検討することを考えてみてください。
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時間をかけてクラウド ブループリントの演習を行い、クラウドでのフットプリントがどのようなものであるべきか、そしてそれをどのように達成できるかを確認してください。
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このガイドの残りの部分では、移行を成功させるために必要な手順、リソース、ガイダンスなど、リフト・アンド・シフト移行の残りのフェーズを順を追って説明します。
クラウドでのセットアップ
計画の一部として、クラウド移行トライアルを使用するか、資格がない場合は、移行のために新しいクラウド サイトを購入するかを決定する必要があります。決定したら、サイト全体のセキュリティを強化するために Atlassian Guard の使用を検討している場合は、すぐに実行する必要がある 2 つのステップがあります。組織のセットアップとドメインの認証です。これらは必須ではありませんが、Atlassian Guard を実装するための前提条件であることにご注意ください。
Atlassian Guard が必要かどうかを決定する
アトラシアンのクラウド製品全体で一元化されたエンタープライズグレード セキュリティと管理が必要な場合は、Atlassian Guard が必要かどうかを検討するには良いタイミングです。クラウド ID プロバイダーも必要な場合は、Atlassian Guard 内で無料の Okta アカウントにサインアップできます。Atlassian Guard についてまだわからない場合も、後で追加できます。
組織のセットアップ
新要素として組織を使用すると、社内のすべての (複数のアトラシアン サイトまたは製品の) Atlassian Cloud ユーザーを 1 か所で確認してユーザーのアカウントを管理し、SAML SSO などのセキュリティ機能をセットアップできます。組織はすべてのサイトで自動作成されますが、既存の組織にもサイトを転送できます。組織にアクセスするには、admin.atlassian.com に移動して、セットアップ、名前の変更、組織への製品とサイトの追加の方法のステップに従います。
ドメインの検証
ドメインの検証は、貴社のドメインの所有権を保護して、ドメインが同じすべてのユーザーのアカウント (管理対象アカウント) を要求します。方法を選択して、組織のドメインの検証方法のステップに従います。これには最長 72 時間かかる場合があるため、早期に行う必要があります。
計画済みのアクティビティ、おおよそのタイミング、各タスクの所有者と依存関係を含めた移行プロジェクト計画を文書化することをお勧めします。計画が準備できたら、次は移行に向けたチームとデータの準備に移ります。
計画と人の準備が整ったら、準備フェーズに移ります。
準備フェーズ
計画を立てられたので、大きな変化に備えてチーム、環境、データを準備しましょう。このフェーズは数日から数週間かかる場合があるため、このセクションを完了するために十分な期間を設けてください。リソースの制約がある、またはより多くの現場でのサポートが必要な場合は、ソリューション パートナーを活用して難しい仕事の管理を任せられます。
チームとサイトの準備
計画と推定タイムラインが用意できたので、ユーザーが混乱を最小限に抑えてスムーズに開始できるように、影響を受ける関係者とチームに移行の詳細を周知しましょう。企業によっては、移行する製品の重要性により、このステップがより早く発生する場合があります。チームが状況を認識して変更の準備ができるように、更新を周知するタイミングと頻度に関する連絡のリズムを確立することも有効です。
ランブックを作成する
何がいつ発生する必要があるか、サポートの指示、各タスクの所有者は誰か、各ステップの所要時間について、ランブックまたは段階的チェックリストをまとめます。また、どのステップが互いに依存しており、完了しないと先に進めないかを文書化します。ランブックの最後に、何かしらのロールバックが必要な場合に備えて所有者との移行計画を含めます。
開始するには、ランブック テンプレートをダウンロードして、必要に応じてタスクを変更します。テンプレートの使用方法に関する短いビデオをご視聴いただけます。
次の段階では、ランブックを使用して、テスト移行と必要に応じて調整を行います。
インスタンスをクリーン・アップする
移行するデータが多いほど、移行には長時間を要し、複雑なプロセスを踏みます。また、後日クラウドのパフォーマンスに影響を与える可能性も高くなります。データをクラウドに移行する前に、時間をかけてインスタンスをクリーン・アップすることをお勧めします。データをデスケーリングすると、移行がスムーズになり、クラウドでのパフォーマンスの問題が少なくなります。
クリーン・アップ中には、次のような点に注意する必要があります。
- 非アクティブなアプリまたはユーザー
- プロジェクト、スペース、カスタマイズ、ワークフローなどの古い製品データ
- 重複データ
インスタンスのクリーン・アップとダウンタイムの短縮について詳細をご覧ください。
最新の状態であることを確認する
Cloud Migration Assistants を移行に使用する前に、その最新バージョンを使用していることを確認してください。アトラシアンは移行ツールを常に改善し、既存の機能を拡張しています。その一環として、Cloud Migration Assistants の古いバージョンはサポートされなくなりました。よりスムーズで安定した移行エクスペリエンスのために、Cloud Migration Assistants の最新バージョンにアップグレードしてください。
アップグレードについて詳細をご覧ください。
移行前チェックリストのすべてを確認する
詳細な移行前チェックリストを見直して、データ、環境、クラウド・インスタンスの準備が整っていることを確認します。
ユーザーに準備させる
ユーザーをクラウドに向けて準備することは、データを準備することと同じくらい重要です(ユーザーは移行後のデータの利用方法を知る必要があるからです)。
ユーザーの準備は、導入計画を立てることから始めます。アトラシアンでは、始めるのに役立つ変更管理計画のテンプレートを作成しました。このテンプレートは、クラウド移行の計画と実行のプロセスを、段階を追って実行できるようにすると同時に、関連するすべての関係者に情報を伝え、関与してもらえるよう設計されています。このテンプレートを活用し、ベスト・プラクティス(つまり、アトラシアンの導入と変更管理ガイドにあるすべての情報)に従うと、クラウドにスムーズに移行できるように支援して、アトラシアンへの投資のメリットを最大化できます。
コミュニケーション
タイムラインとプロジェクト所有者が決まったら、ロールアウト計画を効果的に伝え、クラウド移行に対する熱意を高める必要があります。
Jira、Confluence、Bitbucket のサイト全体のバナーを使って、今後の移行や、把握しておく必要がある指示やリソースをユーザーに通知できます。
ジャーニーのあらゆる段階で関係者に常に最新情報を提供するコミュニケーション計画を作成できるように設計された、アトラシアンのガイダンスをご確認ください。このリソースでは、次のようなチーム・コミュニケーションを円滑に進めるための重要な考慮事項を概説しています。
- 移行のタイミング
- ユーザーが想定すべきダウンタイム
- 移行後の古い製品への影響。引き続きアクセスできるかどうか
- 新しい URL
- ユーザーのサイン・イン方法
- 問題が発生した場合、またはログインのトラブルが発生した場合のユーザーの連絡先
- クラウドに順応するために利用できるオンボーディング資料
移行中に発生した、トラブルシューティングが必要な問題がある場合、サイトをクリーン・アップし、計画通りに機能させるための調整期間を設ける旨をユーザーに伝えてください。
チームをスムーズに移行するために、クラウド移行に関するフィードバックを収集し、ユーザーからの問い合わせに対応するための透明度の高いプロセスを確立することを検討してください。営業時間や専用のチャット・ルームなどのオプションにより、コミュニケーションの効果を高められます。
トレーニングとサポート
クラウドへの移行は、チームに新たな可能性を切り開きます。ユーザー・ログイン、URL の更新、アプリの変更、新しいユーザー・インターフェイスなどの重要な変更に対して準備できていることを確認してください。UAT から得たインサイトを活用して、ユーザーが最も懸念している点を理解し、対象を絞ったトレーニングが効果を上げる分野を見つけ出します。
簡単にユーザーにクラウド移行ジャーニーを説明し、この変革期における継続的なサポートを保証するために、次の役立つリソースをご覧ください。
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Atlassian Cloud で成功するためのユーザー設定:クラウド製品に初めてログインするときにユーザーが遭遇する最も重大な違いに焦点を当てた管理者向けガイドです。これにより、管理者は今後の変化に向けてチームを準備できます。
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クラウド・オンボーディングとトレーニングのリソース・ハブ:管理者や変更管理リーダーが充実したオンボーディングとトレーニング・プログラムを開発するのに役立つ、厳選されたリソース。これは、Server または Data Center から Cloud に移行するチーム向けに特別に設計されていて、さまざまな学習スタイルに対応できるように、サポート・ドキュメント、Atlassian University コース、デモ、ブログ投稿が含まれています。
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Jira、Confluence、Jira Service Management の詳細な製品ガイド: アトラシアン製品の使用とカスタマイズ、使用の開始、ベスト プラクティスについて知っておくべきことすべてが含まれています。
移行の準備はできていると思いますか?もしそうであれば、テスト・フェーズに進んで、計画と準備を実行に移しましょう。
テスト フェーズ
何事にも練習が必要 – すべて問題ないことを確認し、移行の所要時間を推定し、本番移行前に課題を把握します。
テスト移行
アトラシアンは企業の規模や移行の複雑性にかかわらず、すべてのお客様に本番移行を実施する前のテスト移行をお勧めしています。テスト移行についてご理解いただくため、テスト・ガイドを使用する前に、必ず移行前チェックリストのすべての項目を確認してください。
データのバックアップ
テスト移行や本番移行を行う前に、オンプレミス・インスタンスをバックアップすることを強くお勧めします。クラウド・サイトにすでにデータがある場合、必ずそのデータもバックアップしてください。データ・バックアップについては、当社のドキュメントをご参照ください。
クラウド・サイトを準備する
クラウド・サイトにサインアップしていない場合、今すぐサインアップを完了しましょう。無料のクラウド移行トライアルにサインアップすることをお勧めします。また、サンドボックス環境で移行をテストできるように、Atlassian Cloud Premium または Enterprise プランを選択するか、それらにアップグレードすることをお勧めします。
クラウド・サイトのセットアップ時には、クラウドで使用する予定のアプリをインストールすることをお勧めします。テストの一環として、すべての機能をインストールしてテストすることもできます。あなたと関係者の両方がクラウド・サイトのアプリの機能をテストしたことを確認してください。これで、クラウド移行アシスタントを利用して、アプリとアプリ・データを移行できるようになります。
ユーザー受け入れテスト
テスト移行の一環として、ユーザー受け入れテスト(UAT)を実施します。これによって、一部のエンド・ユーザーが一般的な日常タスクを模倣して、それらが想定通りに機能することを確認できます。このプロセスを通して、エンド・ユーザーに影響する問題を把握して Cloud における作業にチームが対応しやすくなります。
ユーザー受け入れテストの詳細を見る。
テスト移行を実施して移行の所要時間を把握できたら、本番移行の日付を選択します。できれば、夜間、週末、あるいはオンプレミス インスタンスまたは Cloud サイトにチームがあまりアクセスしない時間に移行を実施して、混乱とデータの不一致が発生するリスクを軽減しましょう。トラブルシューティングのために、必ず時間に余裕を持ってください!
移行フェーズ
ここまでの頑張りが、もう少しで実を結びます。このフェーズでは、最後の課題を解決して本番移行を実施し、ユーザーとデータをクラウドに移動します。前述のように、移行のダウンタイムがユーザーに通知され、新しいクラウド・インスタンスで作業を開始する準備ができていることを確認します。
ユーザー権限を読み取り専用に設定する
混乱を避け、切り替えをスムーズにするために、Server または Data Center ユーザー権限を変更して、ユーザーが変更できないようにします。これは基本的に、移行前にサイトを読み取り専用モードにすることです。
- Jira の場合は、「参照」権限のみを許可する権限スキームを作成してすべてのプロジェクトに適用することで、手動で読み取り専用に設定します。
- Confluence の場合は、各スペースに移動して、「読み取り」以外のすべての権限を削除します。
- Jira、Confluence、Bitbucket でサイト全体のバナーを更新して、移行中にサイトが読み取り専用になっていることを示します。
ほとんどの場合、ユーザーは移行後にオンプレミス・インスタンスにアクセスする必要がなくなりますが、必要がある場合は、移行が完了したら必ずこの設定を削除してください。注意:インスタンスはリンクされておらず、Server や Data Center インスタンスで行われた新しい作業はクラウド・インスタンスに表示されません。
本番環境への移行の実行
作成したランブックを用いて、まとめたステップとタイミングに従ってクラウドにデータを移行しましょう。本番環境への移行には、クラウド移行アシスタント・アプリを使用することを強くお勧めします。アトラシアンでは、アシスタントを使って移行を実行するためのステップバイステップ・ガイドを作成しています。
アプリの移行
特定したアプリ移行パスによって、Cloud における使用に重要と思われるアプリをインストールして移行します。
移行されたデータの QA
データが想定どおりに移行されて、すべてが適切に正しく動作していることを確認します。データのレビュー時に確認する項目については、テスト・ガイドのステップ 6 をご参照ください。
ブロッカーが発生した、または移行フェーズ全体のガイダンスが必要な場合は、当社の移行サポート・チームにお問い合わせください。
移行後のタスクを完了する
- 製品リンクの更新:Jira または Confluence をアトラシアンのクラウドに移行した後、最近移行した製品の一部の URL は、まだ古い Server または Data Center インスタンスを指しているため、壊れているように見えることがあります。手順については、「移行後に製品リンクを更新する」を参照してください。
- 移行に応じて、移行後に完了する必要のあるタスクが他にもある場合があります。テスト中と本番後の重要な移行タスクをご確認ください。
ローンチ フェーズ
おめでとうございます。これで終了です。慎重な計画、準備、そしてオールスター・チームによって、クラウドにうまく移行できました。パーティーのためにピザを買う前、または休暇に出かける前に、少し時間をかけて、チームがクラウドを利用できる状態にあり、管理者がクラウドを担当する準備が整っていることを確認します。
チームをクラウドに迎える
関係者に、移行が成功したこと、会社がこの移行を決めた理由、クラウドへの移行によって期待できるメリット、行う必要がある新しいプロセスを繰り返し伝えます。それから、準備段階で作成した導入計画に従ってください。
クイック・スタート製品ガイドをチームと共有し、クラウドへの移行によって予想される主な UX の変化を理解することで、新しいツールですぐに生産的なチームを実現できます。
また、メールを送信してユーザーをクラウド・サイトに招待することをお勧めします。作成したコミュニケーション計画を参照して、次のような重要な情報を含めるようにします。
- 新しいクラウド サイトへのリンクなど、ブックマークへの新しいリンク
- エンド ユーザーのログイン方法に関する方針
- リセットが必要なもの (たとえば、アバターや、SSO を使用していない場合、ユーザーはパスワードをリセットする必要があります)
- アプリまたは機能の変更
- 提供されるトレーニング
- サポートが必要な際の問い合わせ先
2 つ目のオプションとして、Cloud サイト内からユーザーを招待できます。
クラウドに慣れる
チームの調整をサポートするため、移行後の課題、フィードバック、または質問の優先順位付けを行います。組織のカレンダー上、移行後の最初の週は営業時間に余裕を持たせ、エンド ユーザーが質問したり、フィードバックを提出したりできる Slack チャット ルームを作成します。
オンプレミス インスタンスを今後使用する予定がない場合は、監査目的のデータをまだバックアップしていなければバックアップして、保守がいつ失効しても良いようにしましょう。
クラウド製品のセキュリティのベスト プラクティスの実装
また、クラウド・ガバナンスは、通常のオンプレミス・セキュリティ・セットアップとは少々異なります。アトラシアンのベスト・プラクティスを使用して、会社の作業のセキュリティを確保する強固な基礎を築きます。ID プロバイダーとセキュリティ・プロコトルをカバーするこのベスト・プラクティスによって、お客様のデータのセキュリティを維持するアトラシアンの役割を把握できます。
クラウド製品の最新情報のフォロー
クラウド管理者として、クラウド・プラットフォームと製品全体の最新情報を入手することをお勧めします。クラウド・ロードマップを参照して、当社の現在の取り組みを確認し、Atlassian Cloud Marketplace で随時追加されるクラウド・アプリをチェックしください。
無料ツールを確認
Cloud Migration Assistant によって、アプリを評価して移行オプションなどを検討できます。